7月と8月に読んだ本をまとめた読書記録です。
小説から哲学書まで、印象に残った3冊の読書感想と、Audibleで体験した“聴く読書”の感想を紹介します。
読書の幅を広げたい方や、Audibleを試してみたい方の参考になればうれしいです。
読んだ本一覧(全8冊)
- 白い犬とワルツを(著者:テリー・ケイ)
- プロジェクト・ヘイル・メアリー(著者:アンディ・ウィアー)
- 自分とか、ないから。教養としての東洋哲学(著者:しんめいPさん)
- 忙しさ幻想(著者:豊留 菜瑞さん)
- ヒトは「いじめ」をやめられない(著者:中野 信子さん)
- マーケティング手法大全 トップマーケターを目指す人が知っておきたい12分野115種のメソッド(著者:西口 一希さん)
- とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?(著者:下園 壮太さん)
- 生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想(著者:大谷 崇さん)
この中から、特に印象に残った3冊を紹介します。
前回6月の振り返りはこちらです。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(著者:アンディ・ウィアー)
発売から時間が経っても高く評価されている人気SF小説。
来年の映画公開も決まっている話題作です。
普段はあまり小説を読まない自分ですが、YouTubeで紹介されていたのをきっかけに手に取りました。
しかもAudible(オーディブル)で聴く読書に挑戦しました。
これが大正解でした。
物語の後半、グレース博士が感情を爆発させるシーンでは、ナレーターの演技が圧巻。
文字で読んでいたら伝わらなかったであろう「熱」が音声で伝わってきて、すごく引き込まれました。
長編なので紙の本なら途中で挫折していたかもしれません。
Audibleのおかげで最後まで楽しめました。
来年の映画も、必ず観に行きたいと思います。
『ヒトは「いじめ」をやめられない』(著者:中野 信子さん)
タイトルの通り、「いじめ」という行動を脳科学から読み解いた1冊です。
人間の排除行動は、脳の仕組み上、完全に無くすことが難しいという視点が印象的でした。
でも中野信子さんは「だから仕方ない」とは言いません。
「学校の在り方やシステムを見直すことが必要」と提案しています。
「いじめゼロを目指す矛盾」という章も特に考えさせられました。
読んで終わりではなく、社会の仕組み全体を見直すきっかけになる本です。
個人的にもぜひおすすめしたい1冊です。
『生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想』(著者:大谷 崇さん)
この本は、人生で読んだ中でも特に印象に残る1冊でした。
シオランという思想家の考えを、大谷崇(オオタニ タカシ)さんがわかりやすく紹介しています。
大谷さんが「言いたいことはすでにシオランに言われていた」と語るように、自分も読んでいて「自分の心の中を言葉にしてもらえた」ような感覚がありました。
「死ぬことが生きる希望になる」という一文は、胸に深く残っています。
同じような考えを持つ人の言葉に出会えると、少し救われる気がします。
今度、古本屋さんでシオランの原著を探してみようと思います。
Audible(オーディブル)を試してみて感じたこと
今回まとめるのが遅くなったのは、実はAudibleを3ヶ月間試していたからです。
お試し期間中、空いた時間はできるだけ聴くようにしていたところ、23冊の本を聴き終えることができました。
「ながら読書」で移動時間や掃除など家事をしている間も本に触れられるのが魅力です。
一方で、図や表、挿絵がある本はやはり紙や電子書籍の方が良いです。
Audibleでも図や表を見ることはできますが、別で操作が必要なので面倒な部分です。
3ヶ月のお試し期間でいったん退会しましたが、Audibleの体験は本好きにとって新しい読書の形だと感じました。
近いうちに、Audibleを使ってみた感想記事もまとめる予定です。
さいごに
8月〜10月はAudible中心の“聴く読書期間”になりました。
これまで避けていた小説にも出会えて、視野が広がった気がします。
来月も、印象に残った本を中心に読書感想をまとめていきます。
「読書記録」や「Audible体験」に興味がある方の参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
みなさんが最近読んだ本や気になった本も、ぜひコメントで教えてください。


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