こんにちは!
今回は2025年9月に読んだ本の読書記録をまとめました。
今月は小説からビジネス書、哲学まで幅広いジャンルの本を読み、さまざまな気づきや学びがありました。
この記事では、7冊の中から特に印象に残った2冊の読書感想を紹介します。
本選びの参考や、読書のモチベーションにつながればうれしいです。
前回7、8月の振り返りはこちらです。
読んだ本一覧(全7冊)
- 目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術(著者:吉武 麻子さん)
- あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方(著者:佐藤 舞〈サトマイ〉さん)
- 幸せな人生に「夢」なんていらない(著者:浅桜 新さん)
- 働くということ 「能力主義」を超えて(著者:勅使川原 真衣さん)
- リカバリー・カバヒコ(著者:青山 美智子さん)
- 方舟(著者:夕木 春央さん)
- 十戒(著者:夕木 春央さん)
この中から、特に印象に残った2冊を紹介します。
『働くということ 「能力主義」を超えて』(著者:勅使川原 真衣さん)
2025年の新書大賞第5位に選ばれた話題作です。
最初は「アカデミックで堅い内容なのかな」と思っていたのですが、意外にもとても読みやすく、ぐいぐい引き込まれました。
本書では「個人に問題を矮小化していないか?」という問いかけが印象的です。
職場や社会で起きる問題を、個人の努力や性格のせいにしていないか――。
そんな視点を改めて考えさせられました。
特に印象的だったエピソードが、「社員から“話を聞いてくれない”と不評だった上司が、実は腰が悪くて長時間座れなかっただけ」というお話です。
背景を知るだけで見え方がまったく変わることを実感しました。
一方的な評価ではなく、双方の立場から話を聞く大切さを教えられました。
とても読みやすかったので、勅使川原 真衣さんの他の著書も読んでみたいと思いました。
『方舟』(著者:夕木 春央さん)
こちらは2022年に発売されたミステリー小説で、発売当時から話題になっていた作品です。
私は最近になって存在を知り、気になっていました。
ちょうどお試しで利用していたAudible(オーディブル)で聴けることがわかり、さっそく聴きました。
結果、聴いてよかったです。
ネタバレは避けますが、ラストは本当に衝撃的でした。
もし映像化されて映画館で観たら、しばらく立てないほどの余韻が残ると思います。
作中に登場する
「犯人が死ぬのが正しいのか」
「愛されていない人が殺されなきゃいけないのか」
というセリフが特に心に残りました。
読後の衝撃は強く、続けて同じ著者の『十戒』も読みましたが、印象の深さでは『方舟』が個人的には上でした。
まだ読んでいない方には、ぜひおすすめします。
さいごに
9月は、仕事や人生の考え方を見直す本と、心を揺さぶる小説に出会えた1カ月でした。
特に『働くということ』と『方舟』は、それぞれまったく違うジャンルながら、どちらも人間の内面に触れる1冊です。
来月も、印象に残った本を中心に読書感想をまとめていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
みなさんが最近読んだ本や気になった本も、ぜひコメントで教えてください。


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