書く仕事がしたい

読書

今回紹介したい本は、
書く仕事がしたい 著者:佐藤友美さん
です。

タイトルの通りライターさん、書く仕事がしたい人に向けた本ですが、
文章の書き方についてではありません。
キャリアのことだったり、仕事のもらい方について書かれています。

本の中でも書かれていましたが、
そういった本が少なかったことが出版のきっかけになったそうです。
確かに文章術の本はたくさんあるけど、
ライターのキャリアについての本は書店で見た記憶はないですね。

ただライターの仕事に関係がない方でも、
参考になる部分があると読んで感じました。

良くなかった部分を聞く

著者の佐藤友美さんは心掛けていることがいくつかあり、
その一つが「どこが良くなかったかを仕事相手に聞くこと」です。
ある前提で自分から聞くそうです。

普段仕事をしていて相手に対して、
気になるけど言うほどじゃないことはみなさんもあると思います。
これを自分から聞きにいくと聞かれた方も話しやすくなり、
些細なことでも聞くことができて
自分では気づかなかった部分を発見でき、次の仕事に活かすことができます。

自分から聞きにいかなかったり、
話しかけづらい、言いづらい雰囲気を出してしまうと
よくなかった部分を聞くことができなくなってしまいます。
成長や仕事の機会も失ってしまうかもしれません。

あともう一つ読んでて面白いなと思ったポイントがあります。

ドラマの登場人物のヘアメイクの解説

佐藤友美さんがドラマ評の連載をしようとした時に、
ドラマに詳しくない自分がどうするかを考え出た結論が、
「ドラマの登場人物のヘアメイクの解説する」というものだったそうです。
ヘアメイクに関する書籍も出している自分なら「これならできる」となったそうです。

これはかけ算だと思いました。

転職や自己啓発の本で見かけるのですが、
自分の能力を掛け算して貴重な人材になるという話を思い出しました。

例えば
芸人 × 公認会計士
東大 × プロゲーマー
のようなものです。

芸人はたくさんいるけど、公認会計士の資格を持った芸人は少ない。
東大出身者はたくさんいるけど、東大出身のプロゲーマーは少ない。
このようにかけ算をすることで貴重な存在になることができます。

佐藤友美さんは、
ドラマ × ヘアメイク
とかけ算をすることで誰にも真似できない記事を書くことができたんだと思います。

仕事ってこうやって作るもしくは見つけるものなんだと読んでて思いました。

否定的なコメントとの向き合い方を決める

記事を書くとコメントがつきます。
否定的コメント(この本の中では「dis-コメント」と表現されていました)がきた時、
どう向き合うかを決めておいた方がいいと書かれていました。

自分はSNSをやっているので向き合い方は無意識に決めていました。
ただ悪口を言いたいだけのコメントの時は相手にしません。
それ以外のコメントは内容を見てから、気にした方がいいかどうか決めます。

これはやっている方も多いであろうSNSでくるコメントに対しても言えることだと思いました。

他にもライターをやる上で考えるべきポイントがいくつか紹介されています。
副業でウェブライターをしている方もいると思います。
ライターという仕事に興味のある方はぜひ読んでみて欲しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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