今回紹介する本は、『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。20代で身につけたい本の読み方88』(著者:千田琢哉さん) です。
「読書って本当に意味があるの?」と思っている方にぜひ読んでほしい一冊です。
この本は2011年に初版が刊行され、その後2021年に新版として再発売されました。
私は2011年発売当時にも読んでいましたが、新版を手に取って改めて読み直しました。
最初に読んだ時は「このタイトルは言い過ぎでは?」と思ったのですが、読んでみると「言い過ぎではない」と納得できる内容でした。
人生の予習ができるのが読書の強み

本屋さんには「30代でしておきたい10のこと」といったタイトルの本をよく見かけます。
これらは「30代になるとこういうことが起こるので、準備しておきましょう」という人生の予習のような存在です。
10代や20代のうちに読んでおけば、将来への計画を立てやすくなります。
計画とまではいかなくても、起こりうる出来事を知っているだけで大きな違いがあります。
もちろん周りの大人に話を聞く方法もありますが、年齢の離れた人にじっくり人生の話を聞ける機会はなかなかありません。
そこで役立つのが本です。
読書を通じて、複数の人の経験を知ることができます。
これは大きなメリットだと感じました。
時間も場所も超えて話を聞ける

尊敬している人や興味のある人物の話を聞きたいと思っても、実際に会うのは難しいことがあります。
違う国に住んでいたり、すでに亡くなっていたりすればなおさらです。
しかし、本を通じてそれが可能になります。
自分はイチローさん、本田圭佑さん、イビチャ・オシムさんといった方々が好きなのですが、直接話を聞くのは現実的には不可能です。
それでも彼らに関する本を読むことで、考え方や言葉に触れることができました。
まるで時間も場所も飛び越えて会話をしているような感覚になれるのが、読書の魅力だと思います。
本には著者の人生が詰まっている

本というのは基本的に著者が伝えたいことの集大成です。
小説であっても、そこには著者がこれまでの人生で得た経験や価値観が隠されています。
だからこそ、本を読むことは他人の人生を追体験することでもあります。
人生は一度しかありませんが、読書を通じれば何人分もの人生を知ることができる。
そう考えると、「人生で大切なことは、すべて書店で買える」というタイトルが決して大げさではないと納得できました。
まとめ

この本の中で千田琢哉さんは、読書のメリットをたくさん紹介しています。
やや読書を賞賛しすぎて偏っているように感じる部分もあるかもしれませんが、「面白い」と思える部分が必ず見つかるはずです。
もし少しでも気になったら、ぜひ手に取ってみてください。
千田琢哉さんも「気になった本はまず数ページだけ読んでみる」ことをおすすめしています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
感想やコメントをいただけると嬉しいです。


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