自分は今では1ヶ月に4冊ほど本を読む習慣がありますが、子どもの頃はほとんど本を読んでいませんでした。
「本を読むのは好きじゃない」「読書が苦手」と感じていた人と同じように、特別に読書好きだったわけではありません。
そんな自分が大学時代に、ある先生の一言と偶然出会った1冊の本をきっかけに、読書をするようになりました。
今回はその体験談を紹介します。
本を読み始めるきっかけ|先生の一言と偶然の出会い

読書習慣を身につけたきっかけは、大学1年生の時です。
当時の自分はサークルにも入らず、アルバイトもせず、授業に行っては帰るだけの生活をしていました。
ある授業中、先生がふとこんなことを言いました。
「名作と呼ばれるものは読んだ方がいい」
何気ない言葉でしたが、なぜかその一言が心に残り、頭から離れませんでした。
その日の帰り道、書店に立ち寄るとちょうど夏文庫特集が開催されていました。
棚にずらりと並ぶ文庫本の中から、名前を聞いたことがあり、しかも300円と一番安かった「ジーキル博士とハイド氏(スティーブンソン著)」を手に取りました。
この1冊が、自分にとって読書を始めるきっかけとなりました。
自分の中で起きた変化|「もっと本を読みたい」という気持ち

正直に言うと、「ジーキル博士とハイド氏」を読んだ時、特別面白いとは感じませんでした。
それでも不思議なことに、「もっと本を読みたい」という気持ちが芽生えたのです。
その後、大学生協で見かけた「大学4年間で100冊読もう!」という言葉を目標に掲げ、少しずつ本を読むようになりました。
また「もっと本に触れたい」と思い、書店でのアルバイトも始めました。
書店で働いていると、さまざまな本に出会い「こんな本もあるのか」「知られていないけど面白そう」と思うことが増え、自然と読書への意欲も高まっていきました。
結局、大学4年間で100冊を読み切ることはできませんでしたが、この頃に身についた読書習慣は今も続いています。
読書習慣は今も続いている

社会人になった今も、時間があれば書店に行き、新刊や話題の本をチェックするのが習慣になっています。
「次はどんな本を読もう?」という気持ちが途切れることはありません。
最初に読んだ「ジーキル博士とハイド氏」も、当時は面白さを感じられませんでしたが、今読み返せば新たな発見があるかもしれません。
近いうちに再挑戦してみたいと思っています。
まとめ|読書習慣は小さなきっかけから始まる

自分の場合、読書習慣は 先生の一言 と 偶然の一冊 から始まりました。
もし「読書が苦手」「本を読む習慣が続かない」と感じている方も、小さなきっかけから習慣は作れると思います。
気になる1冊を手に取ってみることが、あなたにとっての読書習慣の始まりになるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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