今回は漫画を紹介したいと思います。
「しっぽの声
原作：夏緑さん 作画：ちくやまきよしさん 協力：杉本彩さん」
です。
どのような漫画かというと、
ペットがテーマの漫画です。
他にも動物保護の話や動物を保護する上で必要な生態系の話も出てきます。
あまり知られてない漫画だと思いますが、
読んでとても面白かったので知ってもらいたいと思いました。
この漫画の制作に協力をしている杉本彩さんはタレントとしても活動している方で、
動物のために社会活動もされています。
ご存知の方もいらっしゃると思います。
ちなみに自分が読んだきっかけは漫画アプリです。
無料で読めたので試しに読んでみたら「もっと読みたい」と思うようになり、
Kindleで買って全巻読みました。
完結していて全13巻です。
自分が読んだ時は漫画アプリで8巻までは無料で読めましたので、
漫画アプリも活用してもらえると良いと思います。
印象的だったエピソード
ネタバレになりますが印象的だったエピソードをひとつ書きたいと思います。
ある団体が先導して「殺処分0」を掲げて、
その結果一つの自治体が動物の殺処分をしなくなります。
しかし動物を処分したい人は減りません。
でも殺処分をやめた自治体へは預けられません。
その結果心無い飼い主にペットは捨てられることになります。
ペットが捨てられれば、
自治体は保護するしかありません。
次第に自治体で預かる動物は増えていきます。
しかし殺処分はできないので数は減りません。
その結果、自治体で保護された動物の世話が行き届かず、
劣悪な環境で飼育されることになります。
結局、殺処分０にしてもペット達は幸せになっていませんでした。
このエピソードから感じたこと、思ったこと
とても悲しいエピソードですが、
こういったエピソードで問題提起がされていきます。
「殺処分０」ととても聞こえは良いですが、
実際に起きる現実はとても良いものではありません。
このエピソードを読んで自分が思ったのは、
まずは飼われる動物と飼い主の数を減らすべきだと思いました。
動物を捨てる人がいるから殺処分が無くならないと思います。
なのでまずは母数を減らすことが重要なのではないかと思いました。
そのためにはペットショップの数を減らすか、
動物を飼うことに対するハードルをあげて飼い主を減らすべきだと思います。
飼い主と飼われる動物の母数を減らせば、
飼育放棄される動物も減らせると思います。
母数が減ることで、
対応するべき件数も減ることが予想されます。
対応件数が減れば管理がしやすくなると思います。
自分が感じた杉本さんの凄さ
この漫画を読んで感じたことが他にもあります。
それはこの漫画の制作に協力している杉本さんの
悲しい出来事に立ち向かっていく強さです。
杉本彩さんの法人である
公益財団法人動物環境・福祉協会Evaのホームページを見ましたが、
ペット関連の事件の裁判に多く足を運び、
傍聴していることがわかりました。
動物がひどいことをされる事件を無くすためには、
まずは実際に起きている事件を知らなければなりません。
自分は動物がひどい目にあっている事件の情報はできれば見たくないです。
「しっぽの声」を読んでる時もありましたが、とてもつらいです。
杉本さんも事件の詳細を聞いてつらいはずなのに、
適切な表現かわかりませんがよく耐えられるなと思います。
そこに強さと、変えるんだという覚悟を感じました。
最後に
読んでてつらい描写が多くありましたが、
この漫画を読んで良かったと思います。
知らないことをたくさん知ることができました。
おすすめしたいというか、
もっと知ってもらいたい漫画ですね。
漫画アプリで無料で読める部分があるので、
試しにでも良いので読んでみて欲しいです。
個人的にはもっと読みたかったので
13巻で終わってしまったのがさみしいと思いました。
杉本彩さんもYouTubeの動画で
「取り上げて欲しいテーマは他にもあった。」とお話していたので、
他にも知って欲しいことがあったんだと思います。
もちろんこういった漫画が描かれないこと、
描く必要が無くなることが一番良いです。
ちなみにタイトルの「しっぽの声」の意味は皆さんわかりますか？
それは最後に明かされるのですがその部分もとても良かったです。
読まれる際は心の準備をして読んでいただければと思いますが、
ぜひ読んでみて欲しい作品です！
最後までお読みいただきありがとうございました！
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